GNKS356(TLRアンタゴニスト)
(DNA核酸医薬)
適応疾患(どんな病気を治療するか)
GNKS356はDNA核酸型の免疫調節医薬で、乾癬や関節リウマチ(Rheumatoid Arthritis、RA)等の自己免疫疾患の治療薬として開発を進めております。
乾癬やリウマチ患者では、自分の組織を攻撃するように免疫が活性化されることで炎症が生じているため、GNKS356でこの炎症を抑制することで治療を行います。
現在は国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)からの補助金を受けて膿疱性乾癬の治療薬として研究開発を進めております。
作用機序(どのように働くか)
免疫系のセンサーであるTLR(Toll Like Receptor)が過剰に刺激されると不必要な免疫応答により自己免疫疾患が誘発されます。
そこでTLRの機能を負に制御すると自己免疫疾患の治療薬となることが期待されます。 GNKS356はTLRに結合し、TLR刺激による免疫応答を抑制することで自己免疫疾患を治療する薬です。
開発状況
- 平成28年3月2日
AMED「創薬支援推進事業―希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業」(膿疱性乾癬の治療薬開発)の採択に関するお知らせ(PDF/122KB)